またまた書き込みをサボってしまいました。仕事が忙しかったことや、子供がノロウイルスで(新型ではありませんでした)寝込んでいたetc等理由はあるのですが、要は私がサボっていたのです・・・。申し訳ございません・・・。
ところで5月も終わりを迎え、白アリも本格的活動期を迎えています。関西では羽蟻として出てくる時期はゴールデンウイーク前後なのですが、その間だけ活動している訳ではなくて、巣がいっぱいになって他に「分家」として飛び立っていく時期がこの頃なだけなのです。「本家」はいつまででも家にいてあなたの家を食い荒らしています。
今回依頼があったのは基礎の部分が膨れているので見て欲しい、との事でした。
モルタル壁を撤去してみるとやっぱり白アリでした。室内側はお風呂だったのでそのためか?と思っていたのですが、よく調べてみると路地の塗装した柱が最も白アリ被害を受けていました。
もともと柱が外部に表しになっていたのを、どうも改装のときにペンキで塗装をして、そのために「木にビニールをかぶせた状態」になって白アリにやられてしまったようです。
木は表しにしていると雨にぬれても乾きますが、ペンキ等で被覆してしまうと、中に入った湿気は出口を失って木を腐らす、結果として白アリの被害を受ける様な事になってしまいます。
現に路地を挟んで隣の家は昔ながら真壁でしたが、全く問題が無い状態でした。
「とりあえず綺麗にしとけばいいだろう」というような安易なリフォームが、かえって建物の寿命を短くすることがあるという事が改めてよく判った事例でした。
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